電子辞書は学習の効率アップに有用なツール
中高生の学習の効率アップに有用なツールが電子辞書です。
紙の辞書の場合、置く場所を考えると数種類揃えるのが限界ですが、電子辞書は主要教科の学習に必要な辞書が1台で全て揃うのが魅力です。
電子辞書はコンパクトで持ち運びも簡単だよ!
電子辞書は学習専用で余計なものが入っていないのも勉強には好都合です。
スマホだとどうしてもSNSの通知やゲームなど勉強の妨げになる要素があるので、勉強への集中が途切れる可能性が高いのが難点ですね。
電子辞書は価格的には3万円〜程度で、多くの場合、一度買っておけば買い換えることはありません。
お子様の勉強の効率アップのための投資としては、それほど割高でもないのではないでしょうか。
電子辞書の選び方
電子辞書の購入にあたってポイントとなる部分がいくつかあります。
まず、電子辞書のメーカーですが、有名なのはシャープとカシオです。
どっちがいいのかなぁ?
電子辞書としての収録辞書や検索機能などの基本部分はシャープ、カシオのどちらを選んでも満足出来ると思いますが、使い勝手の面では多少違いがあります。
また、同じメーカーでも家電量販店で購入出来る市販モデルと学校経由で購入出来る学校専用モデルがあり収録コンテンツや保証、付属品に違いがあります。
さらに一般的なコンテンツを搭載したスタンダードモデルと英語コンテンツを充実させた英語強化モデルの違いもあります。
色々なモデルがあって混乱するー
電子辞書の選び方のポイントをまとめると以下のようになります。
選ぶポイント | 選択肢 | 違い |
メーカー | シャープ or カシオ | 基本機能は同等だが、使い勝手に多少の差があり |
購入経路 | 家電量販店 → 市販モデル or 学校経由 → 学校専用モデル |
学校専用モデルは保証、付属品、一部コンテンツに差があり |
収録コンテンツ | スタンダードモデル or 英語強化モデル |
スタンダードモデルから英語機能を充実させたモデルが英語強化モデル |
学校専用モデルと市販モデルの違いについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
スタンダードモデルと英語強化モデルの違い
英語は大事な教科だし、英語強化モデルの方がいいのかなぁ・・
英語強化モデルはスタンダードモデルから英語コンテンツを充実させたモデルなので、スタンダードモデルより価格が上です。
シャープの場合は、英語強化モデルと呼び、カシオの場合はハイグレードモデルの位置付けです。
どちらを選択するのが良いかはスタンダードモデルとの違いを見れば分かります。
シャープ スタンダードモデルと英語強化モデルの違い
まずはシャープのスタンダードモデルと英語強化モデルのスペックの違いは以下の通りです。
機能・スタイル |
高校生向け スタンダードモデル (PW-H1) |
高校生向け 英語強化モデル (PW-S1) |
|
寸法 (閉時・突起物含む) |
幅152.4×奥行き94.5×高さ18.4mm | ||
質量 | 約260g(充電池・タッチぺん含む) | ||
液晶 | 5.5型 | ||
使用時間 | 約140時間 | ||
収録コンテンツ | 総数 | 241 | 280 |
英語(辞書・学習) | 148 | 161 | |
英語(検定・英会話等) | 15 | 21 | |
国語 | 48 | 54 | |
学習 | 27 | 29 | |
教養 | 3 | 15 | |
本体カラー | ・ホワイト ・ブラック ・ネイビー ・レッド ・バイオレット |
・ホワイト ・ネイビー |
寸法や質量などの電子辞書本体は共通で、主な違いは収録コンテンツです。
英語を中心に他の教科も含めてコンテンツ強化が図られているのが分かりますね。
英語強化モデルで補完されたコンテンツは、英語難関校など英語に特化した学習に必要なコンテンツですので、一般的な学習ではスタンダードモデルでも十分です。
但し、英語強化モデルはスタンダードモデルの強化版ですので、大は小を兼ねるという考え方もあります。
後で英語難関校を目指したいなど英語の学習を強化しようとした際に、英語強化モデルにすれば良かったと後悔する可能性がないとは言えません。
価格差はショップにもよりますが、8000円前後の差がありますので、この価格差をどう考えるかがモデル選択のポイントになります。
こちらは一般的な学習用途では十分なコンテンツを収録したスタンダードモデルです。
こちらは英語難関校にも対応した英語強化モデルです。
カシオ スタンダードモデルとハイグレードモデルの違い
続いてカシオのスタンダードモデルとハイグレードモデルの違いを見ていきます。
機能・スタイル |
高校生向け スタンダードモデル (XD-SX4800) |
高校生向け ハイグレードモデル (XD-SX4900) |
|
寸法 | 幅157.5×奥行き101.0×高さ18.4mm | ||
質量 | 約290g(電池込み) | ||
液晶 | 5.7型 | ||
使用時間 | 約130時間 (エネループ使用時:約110時間) |
||
収録コンテンツ | 220 | 240 | |
本体カラー | ホワイト グリーン ブルー ブラック オレンジ |
ホワイト ブラック グリーン |
カシオの場合も寸法や質量などの電子辞書本体は共通で、違いは収録コンテンツです。
価格差はショップにもよりますが、6000円〜程度のようです。
選択のポイントは、収録コンテンツの差と価格差をみて判断することになります。
こちらは一般的な学習用途には十分なコンテンツを収録したスタンダードモデルです。
こちらは英語難関校にも対応したハイグレードモデルです。
まとめ
シャープとカシオの電子辞書のスタンダードモデルと英語強化モデルの違いは収録コンテンツの違いです。
一般的な用途であればスタンダードモデルでも主要教科を網羅したコンテンツを収録しているので十分です。
価格差もありますが、選択のポイントは将来的に英語難関校を目指すかどうかが決めてかと思います。
後悔のない様に電子辞書を選ぼう!
電子辞書には、中学生向けと高校生向けモデルの違いもあります。
こちらの記事で違いについて解説しています。